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日本鉄鋼技術史 日本鉄鋼技術史

下川義雄 著

1989年 4月25日 初版1刷
1989年 6月10日 初版2刷
2003年12月20日 初版3刷
ISBN 978-4-900041-06-6 C3057
発行 アグネ技術センター
A5判・並製/499頁
定価 4,912円(本体価格4,465円+税 10%)

→厚さ:27mm,重さ:670g

鋼管製造などに従事し、その後、教鞭をとるかたわら研究発表した鉄鋼技術史に関する論文を集大成したもの。日本における古代製鉄から、高炉製銑、平炉製鋼、転炉および電気炉製鋼、鋼の造塊と連続鋳造のあゆみ、鋼管製造、鋼管製造技術の発展に至るまでをまとめた。

[目次]

 日本鉄鋼技術史の発刊によせて
 下川さんを偲ぶ

1.古代製鉄
  西欧技術導入以前の日本古来の製鉄法
  1. 近代「たたら」完成以前のわが国製鉄法発展の概要
   1.1 理論的にみた古代製鉄法の概要
   1.2 文献上からみた製鉄法の発展
   1.3 考古学的にみた製鉄法の発展
   1.4 復元実験による古代製鉄の再現
  2.たたら製鉄法
  3.明治期における「たたら製鉄法」

2.高炉製銑
  開始と定着
  1. 明治維新以前の高炉製法
   1.1 鋳鉄砲の製造
   1.2 わが国における洋式高炉の建設
  2. 釜石鉱山官行以降官営八幡製鉄所設立までの高炉製銑
   2.1 官営釜石および中小坂製鉄所の発足と終焉
   2.2 田中長兵衛時代の釜石製鉄所の苦心と発展
   2.3 其の他の鉄山の高炉
  3. 官営八幡製鉄所発足以降製鉄合併までの間の高炉製銑
   3.1 官営八幡製鉄所の高炉製鉄の開始と発展
   3.2 日露戦争および第一次世界大戦が高炉製鉄におよぼした影響
   3.3 昭和恐慌から製鉄合同までの高炉製銑
   3.4 大正期から製鉄合同に到るまでの高炉製銑技術の進歩
  発展
  4. 日本製鉄株式会社設立から敗戦までの高炉製銑
   4.1 日鉄の成立と敗戦までの鉄鋼業の一般状勢
   4.2 日鉄における高炉製銑の発展
   4.3 日鉄以外各社
   4.4 高炉製銑の原料,操業および技術の状況
  5. 戦後復興期の高炉製銑
   5.1 復興期の日本鉄鋼業と高炉製銑鉄の一般状況
   5.2 復興期の高炉およびその周辺技術の状況
  6. 第二次合理化以降の大躍進
   6.1 概況
   6.2 鉄鉱石および鉱石処理
   6.3 高炉用コークスの製造
   6.4 高炉の建設および操業

3.本邦平炉製鋼のあゆみ
  1. 緒言
  2. 日本における平炉製鋼の創始期
   2.1 わが国での洋式製鋼法の始まり
   2.2 わが国における平炉製鋼の始まり
   2.3 官営製鉄所の胎動
   2.4 官営八幡製鉄所における初期の平炉操業
   2.5 民間製鉄製鋼工場での平炉操業の開始
  3. 終戦に到るまでのわが国平炉製鋼の発展
   3.1 大正期におけるわが国平炉製鋼の発表
   3.2 製鉄合同までの官営八幡製鉄所平炉鋼の大正期,昭和期の発展
   3.3 製鉄合同までの民間各社の平炉製鋼の状況
   3.4 共同研究組織の発足
   3.5 日本製鉄株式会社の発足と終戦までの平炉鋼の状況
  4. 終戦後のわが国鉄鋼業と平炉製鋼
   4.1 終戦混乱期の平炉製鋼
   4.2 外人技術者による指導
   4.3 酸素製鋼の開始
   4.4 第一次合理化計画と平炉製鋼
   4.5 日本鉄鋼教会製鋼部会の活動
   4.6 酸素製鋼の大発展とその功罪
   4.7 酸素上吹転炉の登場とその急激な発展
   4.8 平炉製鋼法の終焉
  5. 結言

4.本邦転炉および電気炉製鋼のあゆみ
  1. 緒言
  2. LD 転炉法導入以前のわが国の転炉法の状況
   2.1 わが国へのベッセマー転炉法の導入
   2.2 わが国へのトーマス転炉法の導入
  3. LD 転炉法の導入と発展
   3.1 LD 転炉法の導入
   3.2 LD 転炉設備の進歩
   3.3 操業技術の進歩
  4. 溶銑の予備処理と溶鉱処理の進展
   4.1 溶銑の予備処理
   4.2 溶鋼処理
  5. 新しい転炉プロセスの登場
   5.1 わが国へのQ-BOP の導入
   5.2 複合吹錬炉の出現
  6. 電気炉製鋼法の発展
   6.1 終戦までの電気炉製鋼の概要
   6.2 終戦から最近までの電気炉の躍進
   6.3 電気炉と炉外精錬
  7. 結言

5.わが国における鋼の造塊と連続鋳造のあゆみ
  1. 緒言
  2. わが国における造塊技術の発展
   2.1 官営製鋼所建設と造塊設備
   2.2 鋳型
   2.3 押湯
   2.4 鋼塊の性状,品質および製造法
   2.5 鋼塊の凝固
   2.6 特殊造塊法
  3. わが国における連続鋳造法の発展
   3.1 わが国での鋼の連続鋳造法の始まり
   3.2 日本における連続鋳造の発展
   3.3 わが国での連続鋳造法の大躍進
   3.4 設備,操業,鋳片品質の改善発展
  4. 結言

6.本邦鋼管鋳造のあゆみ
  1. 緒言
  2. 諸外国における鋼管製造技術発展の概況
  3. 本邦における鋼管製造の発展
   3.1 鋼管国産化への始動
   3.2 鋼管国内生産開始の二つの流れ
   3.3 日本製鉄株式会社創立と両社との関係
   3.4 新製管会社の設立
   3.5 戦時体制下におけるわが国の製管工業
   3.6 終戦後の製管製造業の状況
   3.7 第一次合理化計画とその成果
   3.8 第二次合理化計画とその後の発展
  4. 結語

7.わが国における鋼管製造技術の発展
  1. 緒言
  2. わが国における鋼管製造技術の始まり
   2.1 製管製造開始の発端
   2.2 住友における製管製造の開始
   2.3 日本製管における製管製造の開始
  3. 日本製鉄株式会社成立から解体までの間における鋼管技術の動向
   3.1 住友における状況
   3.2 日本鋼管における状況
   3.3 新製管会社の登場
   3.4 製管理論研究の開始
  4. 第一次合理化計画実施以降最近までの製管技術の発展
   4.1 生産量の変化
   4.2 鋼管需要の変化とその対応
   4.3 鋼管生産設備の増強,改修,新設および管材製造環境の変化
   4.4 鋼管製造技術の研究状況
  5. 結言

 索引

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