数十μm〜1mmの樹脂や金属、セラミックスなどの薄膜の測定に適しています。
標準の試料形状は材質にもよりますが□10mm〜20mm×厚み10μm〜500μmになります。
【測定原理】
周期加熱法は平滑な薄板試料に試料上面に温度波を与え、裏面に伝播したときの位相の遅れ Δθ を測定し(図1)熱拡散率 α を求めます。また、密度 ρ、比熱 Cp がわかれば熱伝導率 λ を求めることもできます。
λ=α・ρ・Cp
熱拡散率 α は厚さ L の試料に周波数 f を与えたとき、その時の位相の遅れ Δθ を測定し、傾きから求められます。